04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
大学ぼっちのまま卒業し、現在は就職して新社会人。
受験生時代に嫌というほど勉強したし、浪人が終わったときに、もう勉強はこりごりだと思い、最近まであまり勉強していなかった。勉強といっても授業の予習復習くらいで、ノートを軽く見直すだけ。読書を通じて知識は仕入れていたからまあいいかなーと思っていた。
しかしながら、この前のドイツ語授業で思いのほか難しいと感じ、これはまずいとまとまった時間をとって授業の復習をしようと思い、久しぶりに机に座った。
受験時代は、直前期にはほとんどやる気を失っていて、燃え尽きた感じだったし机に座って問題を解くどころか参考書を見るだけでも拒否反応のようなものが出ていた。これじゃあ勉強できないのはある意味しかたが無かったのかもしれない。
だけど、今日は違った。ドイツ語の勉強が楽しかった。
受験勉強のおなじみの科目とは違い大学ではじめて学び始めた科目だから新鮮に感じるだけなのかもしれないが、それにしても勉強がこんなに楽しく感じるとは。この感覚は久しぶり。
ドイツ語だけじゃない。ほかの勉強に対しても意欲がわいてきた。
例えば、法学の勉強もそうだ。まだ具体的に行動は起こしていないが、大学の講義で取り扱う部分の先を越して勉強を進めたくなった。基本的には大学の教科書でいいのだが、他にどんな本で勉強すればいいか、司法試験対策のサイトなどを参考にしつつ考えている(ちなみに俺は司法試験を受けるつもりは今のところ全くない)
いや、大学の講義と関係ないことも勉強したくなってきた。例えば、経済学や思想、哲学、歴史、宗教に興味がある。いろいろなことを知りたい。余力があったら本格的に独学してみようかな。
資格試験もいいかもしれない。法律に関係のある資格は、司法試験意外にも結構たくさんある。せっかく法学部で法を学んでいるのだからいいかもしれない。それと公務員試験も視野に入れておこう。
勝手な話といえば勝手な話。しかも、俺も含めてクラス全員が参加することを前提に話を進めているみたいだ。本当に勝手。別に行きたいと思わない人がいることも想像できないのだろうか。彼らが内輪でやるのは自由だが。
俺は全然行きたいと思わない。
何故か。それは、どうせリア充様の主催で行われるわけだから主導権は彼らが握ることになって、いわゆる「ノリ」も自分には到底合わないと思うからだ。それに、これに参加しないからといってマズイことは特になさそうだからだ(クラスのメンバーともそれなりに話せてきているし友好関係も築きつつある)
出席しても、リア充様の影で惨めな思いをするだけで、しかも参加費は「平等」に「搾取」される。そんなカネとヒマがあるのだったら、オナニーするか新品の本を買って読んでいたほうがいい。
さてここで問題がある。上手く参加を免れる方法がなかなか見つからない。
リア充様はおそらく「楽しいクラス会に参加しないやつは変だ」くらいの認識だろう。だから、行きたくなくて断ったという形は出来るだけ避けたいもの。
用事があって行けない、ということにしても、もしも別の日に実施日をずらされでもしたら面倒。バイトがある、と嘘をつきたくはない。金がない、というのもいささか不自然。適当な口実があればいいのだが。
困ったことに、月曜日か木曜日のどちらなら参加できるかを、今日の18時までに報告しないといけないという。
仕方ない、忘れたフリだ。連絡しないでおこう。
(追記)
この文章を読んで、「俺が意図的にぼっちになろうとしている」と感じたらそれは誤解だ。俺は別にぼっちになりたいわけでもないし、出来ることなら友達もいたほうがいい。ただ、必要のないところで時間やお金を無駄にしたくないということだ。交流会の類は嫌いだが、もし必要ならば参加する。
英語はあまり得意なほうではない。受験生時代の成績も可も無く不可もなく、自分の中では普通の成績である。自信を持ったことも無ければ劣等感を持ったことも無い。
さて本題。英語の授業が嫌なんだ。
授業の担当の教授に、悪い意味なのかは分からないが、目をつけられている。
この前の授業のとき、俺はいったって真面目に聞いていただけなのに、何故か俺ばっかり当ててきやがる。集中攻撃だ。大体30分くらい当てられ続けたし、どーでもいい質問までしてきやがる。どーでもいい質問といえば、受験生時代の第一志望を聞かれたときは、本当のことはいいずらいし自分がこの大学にいることのわけを話すのも嫌なものだから焦った。デリケートな所に触れられるといい気持ちではない。
だからといってその人を嫌ってしまうのはもったいない。
散々悪口めいたことを言ってしまったが、実際の所、恨んでいるわけでもないし嫌いなわけでもない。
大学の授業でここまで一人の生徒に(いい意味でも悪い意味でも)かまってくれる人はなかなかいないだろう。ちょっとした試練もスパイスになるかもしれない。(ただ、これは俺の求めている「刺激」とは全く違う)
また、イヂメられたらいやだな。予習しておこう。
だけど何かが足りない。日々の生活は忙しけれど、しがない私大の学生の生活には、時間がただ無為に流るる感触のあるのみ。物足りない。不満。
刺激が欲しい。
大学生活はこんなものなのか?胸を躍らせる出来事は無いのか?つまらない。
「大学」という空間に関する俺の従来のイメージは、「エネルギーの充溢したアナーキーな空間」だった。(このイメージにはたいした根拠は無い)現実は、俺の見た限りでは、確かに一見するところ自由だけれど、何かにかけていて、一見充実した生活を送る人も、実際の所「定形に当てはめられたところの、または、縛られたところの自由をそうとは気づかずに謳歌している」ような、気がした。単なる勘だ。そんな臭いがしただけだ。
ただ、唯一確かなことはこのまま大学で無為に過ごしていても刺激はやってこないこと、図書館で読書に没頭しているブサイク野郎のところに刺激は顔を出してはくれないことだ。
新品の本なら1冊あたり、文庫本なら500円前後、新書なら700円前後、単行本ならかなり価格の幅が広いが大体1500円前後といったところ。1日あたり1冊弱のペースで読む俺にとっては新品の価格は結構厳しい。
となると古本の価格は魅力的。ブックオフの場合、状態のいいものでの新品の半額くらい、多少状態が劣る物なら105円で買える。たまに105円コーナーで綺麗な本を見つけると嬉しい。今では絶版になったレアな本もある。
普段は自宅から自転車で行ける店が中心だったが、通学のための定期券があるのだし東京のほうへ電車を使って行ってみようと思った。電車賃がかかるため昔はためらっていたけれどこうやって躊躇することなく電車で出かけるようになるとは、定期券の存在によって行動範囲が広がるのだなと思った。
まずは都内のS駅に。S駅は大学への通学途中にある駅だ。実はこの日、大学でちょっとした用事があり、東京まで出てきていたのだ。その帰り道にS駅はある。
立ち食いそばで昼食を済ませた後、ブックオフを出来る限りまわってみた。
S駅から歩いて数分の距離のブックオフ。地図で見る限りそこまで遠くは無いのだけれど、都内の駅は広い者だから出口を探すのでさえ一苦労。何とか駅を出てもどちらへ行けばいいのやら。まよった。30分くらいタイムロス。
何とか見つけた。予想以上に小さい。ガッカリ。これは期待できないな。結局目ぼしいものは無く店をでた。
次はT駅で下車。
ここは、とある大学の近くのブックオフ。学生がよく利用するだろうからきっといいものがあるだろう、と思った。
またまた迷ってしまった。またもやタイムロス。
着いた。小さい店だった。ブックオフというよりも雰囲気でいえば個人の経営している小さい古本屋のイメージに近かった。105円コーナーが小さい。これは残念。学生が売った教科書のようなものも期待したわりには少なかった。2件目でもまだ収穫なし。
M駅で下車。
ここも近くに大学があるから品揃えを期待せずにはいられなかった。しかも、S店T店よりも少しばかりではあるが大きい。よし。
ここでは収穫あり。本田透著「萌える男」ともう一冊。贅沢を言えばもっと105円コーナーが大きければよかったが。3件目にしてたったの2冊。電車賃は定期券をつかったためかかっていないが、時間をかけてまわっているのだからもっと掘り出し物があればいいのだが。
最後はI駅。
もう足が疲れてきている。最後の勝負、是非いいものを見つけたかった。
店舗自体は大きいもののなかなかいい本が見つからない。新書のコーナーで全国童貞連合の会長が書いた「中年童貞」という本を見つけた。しかし、105円ではなく400円。ちょっと高いな。今回はやめておいた。
その後30分ほど色々物色したがいい本が見つからず。足が棒のようになってきた。仕方が無いかと諦め家に帰った。
結局、4件まわって収穫はたったの2冊。時間をかけたわりには残念な結果。もうちょっといい本が見つかると期待してたのにな。しかも2冊両方が105円ではなく、片方の1冊は500円もした。新品で買おうと思っていた本だし、状態も新品同様だったから仕方がないと諦めがつかないわけではないが、お得な感じはしない。ブックオフの醍醐味は状態のいい105円の本を見つけたときの喜びだとおもうし。
余談だが、ブックオフは地域や店舗によって品揃えにかなり違いがあるのではないだろうかと感じた。
地元の店舗では新書の品揃えがよく、単行本は全然ダメ。そこより少し遠いくらいの位置にあるところでは、新書がイマイチな代わりに文庫がそろっていて、単行本は掘り出し物をしばしば見つけられる。そして都内の店では105円コーナーの品揃えが悪く、ちょっとでも状態のいい本はみんな高いほうのコーナーに置かれている。
神保町にあるような個人経営の古本屋のように扱う本の専門があるわけではないのに、品揃えに偏りが出来るのは面白い。