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大学ぼっちのまま卒業し、現在は就職して新社会人。
木陰にあるベンチに座ってジュースを口に含ながら一歩引いた冷静な気分でキャンパス内を見回してみると明らかに法学部生だろうと思われる学生を見かける。
なぜ法学部生だと分かるのか。賢そうに(自分以外は)見えるからか?地味な印象を受けるからか?大教室の中で黙々とノートをとる姿を既に見かけたことがあったからなのか?
答えは荷物の大きさである。
僕は普段、二つのバッグを使っている。一つは肩掛けのバッグでノート、筆記用具、弁当・飲み物といった日用品を中心に入れる。もう一つは手提げのバッグでこれは主に教科書、六法、外国語の辞書を入れるのに使う。
法律科目が多い曜日には、これらのバッグは膨れ上がり、とにかく重い。肩こりの原因になっているのではないかと思われるくらい重い。
例として、一番法律科目が多いと思われる日の持ち物を思い返してみると、教科書5冊(700ページ以上のが一冊、400ページくらいのが三冊、250ページくらいのが一冊)、文庫本、ノート、レジュメ、筆記用具、六法、弁当、ペットボトル、その他日用品・・・これでもまだマシなほうで、日によっては判例集、司法試験講座のテキスト、外国語の辞書、図書館で借りた本が入ることもある。
これを持って毎日満員に近い電車の中で片道2時間弱。疲れは溜まる一方。
もっとも法学部生(僕の大学の)といってもこれほど(これ以上も!)荷物が重いのはいわゆる「法曹コース」という司法試験を考えている人の場合であって実際はこれより少なくても済んでいる人のほうが多いが・・・
自分のバッグよりはるかに軽そうなのを持って颯爽とキャンパスを歩く人たちの華やかな姿を見ると、自分だけが貧乏くじを引いたときのような、少しばかりの悔しい思いにとらわれるのだ。