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模索を続ける大学生(いわゆる「非リア」系)の日記。内面に関する省察が中心で根暗な印象かもしれませんがご容赦を。微力ながら自分の進むべき道を探求し続けます。たまにサークル内ぼっちとか喪男とかコミュ障とか社会不適合とか勉強とか… 2014年・就職しました
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おーじゃ
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男性
職業:
大学生→社会人
趣味:
読書
自己紹介:
某大学の法学部に在籍中。「喪男」「非リア」「非コミュ」「真面目系クズ」「サークル内ぼっち」「社会不適合」勉強と読書中心の大学生活を望むも挫折気味。行き詰りの大学生活・・・
大学ぼっちのまま卒業し、現在は就職して新社会人。
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 一日目、つまり火曜日。

 先週の終わりごろから体の調子が悪く、火曜日の朝には熱まで出てきて、これは大変だと思い、医者へ。

 「A型のインフルエンザです」
 「ははは、そうですか」
 俺は何故か笑ってしまった。別に大丈夫だろう、と余裕があったのだろうか。それとも意外だったからなのだろうか。よく分からない。

 さて、インフルエンザと診断されたのだ。ここ数年インフルにかかっていなかっただけに戸惑いを覚えた。大学は土曜日まで出席停止。外出もなるべく控えるようにと。当然サークル活動にも出られない。

 家族、友人、サークルのほうに連絡を取り、療養のため休むことを告げた。司法試験を目指す友人からは「ノートやレジュメはまかせろ」と頼もしい声、アニメオタクの友人からは「これで元気出せ」と何故かメールに「イカ娘」の画像を添付されたのが来た。学校のほうは大丈夫かと安心感。一通りやるべきことをを終わらせ、タミフルを飲み、寝た。

 二日目、水曜日。

 水曜日は大学のほうでも授業がたくさん詰まっている日でこの日に休むのは痛い。ベッドの中にいながら焦る。しかし、どうしようもない。

 火曜日よりは随分マシになってきたが、まだ寝る必要がある。退屈だった。やることといえば、ラジオを聴くか携帯電話をいじることだけ。携帯電話の電源の消耗が激しい。すぐに切れる。そして携帯の電源が切れるたびに退屈さに襲われる。勉強や読書をしたいところだがそれほどまでには回復していない。結局、寝るか携帯かラジオか妄想しかできない。

 だが、退屈である一方、心の平安も感じつつあった。「インフルエンザ」という理由で「学校は出席停止、外出も禁止」となり、大学で授業を受ける「権利」や好きなところに外出する「権利」は制限されたが、逆に言えば、そのような禁止令によって、「義務」を免れることもできたのである。つまり、学校に行く「義務」もなく、何かの用事のために駆り出されなければいけないという「義務」もない。「権利」の反対側にあるものが「義務」ではなく、この二つは実は隣り合っているのである。

 とくにここ最近の一ヶ月、平日どころか土日も全て用事で埋まっていた自分にとって、病気とはいえ、ぽっかりと空いた休みがあるのはある意味嬉しいことであり、いい体験かもしれない。人と関わることがあまり好きではない自分にとって、誰とも会わない日が少しくらい続くことなど苦痛ではない。「孤独」といえば孤独だが、例えば「サークル内ぼっち」のような「孤独」とは性質が違う。嫌な「孤独」ではない。

 三日目、木曜日。

 体調がだいぶ回復してきた。だんだんこの生活を「楽しむ」余裕まで出てきた。

 ベッドで寝ながらラジオを聴く生活。のんびりとした時間。インフルさえなければどれだけ心地がいいものか、と思った。「午後四時、一人で蕎麦屋」ラジオでオススメしていた。自分もたまには立ち食い蕎麦屋に行きたくなってきた。

 余談だがラジオで思い出すのは受験時代。特に現役時代のセンター試験終了後のころ。家庭研修なるものが始まり、要するに学校に行かず家で受験勉強する期間が始まったころ。受験勉強をしながらラジオを聴いていたものだった。ラジオを聴き始めたのはセンター試験の前のころだったが、ハマったのはこのころだった。だからラジオを聴くと現役時代の受験の直前期を思い出す。焦燥感、軽い諦め、「浪人すればいいや」・・・あまりいい思い出には見えないが、俺はその「苦さ」も思い返してみる分には嫌いではない。

 体調がよくなったから久しぶりの入浴。火曜水曜と風呂に入っていなかったため、体は垢だらけで髪の毛はベトベト。洗い流して気持ちがよかった。

 寝るまでの時間、軽く勉強。寝てばかりの生活だったから頭の回転が鈍くなっていたのを感じた。平日に家で勉強するのも実は久しぶり。最近深夜帰りが当たり前となりつつあったからである。流石に勉強は疲れるから長い時間はできなかった。就寝。

 四日目、金曜日。

 体調はどんどんよくなってきて、この日になるとほとんど普通に過ごせる。朝起きて朝食をとり、タミフルを飲み、録画したアニメをみて、寝る。ラジオ、携帯、ネット。このパターンにすっかり慣れた。

 こんな生活も今日と明日で終わる、そう思うと少し残念な気がした。またいつもと変わらぬ忙しくて退屈な日常。一生病気でいたいとまで考え始めた。だが、そうするわけにも行かないが・・・

 五日目、土曜日。

 この記事を書く前に、診断書を書いてもらいに医者の所に行ってきた。診断書がないと、インフルエンザで休んでいたことを証明できず、出席停止(つまり欠席ではない)扱いにしてもらえず、出席点が落とされてしまうからだ。ちなみに結構高かった。

 明日からまた日常に戻ると思うと、気が晴れない。自分にとってこうした生活が嫌でないことがよく分かったし、精神的にはかなりリフレッシュできた。その意味で、この五日間は、失ったものも多いけれど貴重な体験だったといえる。

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